何度調べても忘れるのでこの機会に真面目にもう一度調べてみた。
■伊和中辞典での定義
まず、『伊和中辞典』(1999, 小学館, 第2版 ... 間違いもちらほらあるし、いい加減更新してほしいものだが学習人口を考えるとやむを得ないのか。) の定義をみてみよう。
その他の語義もあるが、ここでは補助動詞的な意味のみまとめる。
Sapere: (能力的に)できる、するすべを知っている。
Potere: (可能性、能力)できる、する能力[力]がある。
Riuscire: ~がうまくできる、~に成功する;(期待通りの)成果を上げる;(能力、特技 が)ある
とりあえず定義なのでしかたないが、これだけで理解するには言葉足らず過ぎる。
同辞典ではpotereの項に備考として:
「potereは『~する可能性[能力、手段]』を持ち合わせていることを、sapereは『学習、訓練、経験などの結果~する能力がある』ことを、そしてriuscire a + 不定詞は『試みた末に~できる』ことを表す」とあるが、う~ん分かったよ~な、気もするが、これで実際に文作ってみろとか言われると困るよね。
言葉で説明されたところで分かったような気になるだけで、実際の用例をざっとみて、
どのようなシチュエーションに使われるのかを見て行った方が使えるのだが。
例文辞典のようなものが欲しいといつも思う(^^;)
ついでに同辞典から用例も抜き書きしてみる。
しばしば現代イタリア語では使わないような言い回しが例文にあるので注意が必要だ。
[Sapere] parlare italiano. (イタリア語ができる)
[Sapere] sciare (スキーができる)
Sa distinguere il bene dal male. (彼は善悪の区別ができる)
Non sa spendere il denaro. (彼はお金の使いかたを知らない)
Non sa fare niente. (彼は全くの能なしだ)
Non sa fare altro che lamentarsi. (彼はいつも嘆いている)
So parlare italiano/inglese/ giapponese....
So sciare, so ballare, so cantare, so disegnare...
これは簡単。学習・訓練・経験の蓄積から得られたなにかの能力がある
ということでSapereは意外とわかりやすい。
Posso correre fin là. (そこまでは走れる)
Non posso leggere senza occhiali. (眼鏡がないと読めない)
Faremo quello che potremo. (できるだけのことをしてみよう)
Può aprirmi la porta? (ドアを開けていただけますか)
Non ho potuto dormire tutta la notte. (一晩中眠れなかった)
Non sono potuto andare a lavorare. (仕事に行けなかった)
Colui che tutto può (fare). (全能者=神の総称)
Comanda chi può, obbedisca chi deve. (命じるものが命じ、従うべきものは従え)
La torta è riuscita bene. (ケーキはうまく作れた)
*riuscire bene = うまくいく、成功する、いい結果を得る ⇔ non riuscire/riuscire male
L'operazione è riuscita perfettamente. (手術は完全に成功した)
Non sono riuscito a farlo parlare. (私は彼に話をさせることができなかった)
Non gli è riuscito di entrare. (彼は結局はいることができなかった)
non [riuscire] mai a nulla. (うまくいったためしがない)
Non mi riesce di fare./ Non riesco a fare. (私にはとてもできない)
*ちなみに、riuscire di は非人称でのみつかう。
自分以外の要因が介在して可能・不可能を問うときはpotere,
うまくいく、成功する「結果」が関連するときはriuscire,ということか。
上記の用例だと文脈によってはどちらもOKになりそうだなぁ。
つくづく辞書には文脈も載せてほしいと思うけれど、えらい情報量になっちゃうか。
とりあえず
Sapere = 学習・訓練・経験を積み重ねて身につけた能力
Riuscire a + 不定詞 = 試みた末に~できること
と考えれば間違いないか。
potereは『~する可能性[能力、手段]』を持ち合わせている
というpotereが一番わかりにくい。
次回はイタリア語資料から調べた内容を、用例も含めて書いていこうとおもう。
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